ドラム缶 ペール缶 各種専用容器 ドラム缶用関連機器開発販売 株式会社アップコーポレーション

TEL:048-948-1188

営業時間 9:00~18:00(土日祝休)

Information

お知らせ

トップページ > お知らせ > 化学工業日報にて「東洋MPシステム」記事掲載

化学工業日報にて「東洋MPシステム」記事掲載

2005/12/13(火)
化学工業日報 2005年12月13日

「リサイクルシステム普及~06年度再利用率95%へ」

オフセットインキドラム缶

東洋インキ製造のドラム缶リサイクルシステムが着実に進展している。アップコーポレーション(本社・東京都葛飾区、伊藤眞義社長)と共同開発した同システムは、オープンドラム缶の中に薄手のブリキ製カートリッジを内装してオフセットインキを充填、ユーザーの使用後は外装缶はリユースし、内装缶は回収してリサイクルするもの。2003年から本格運用を開始、これまでに月間約一万本を出荷するドラム缶のうち約90%をリサイクル缶に切り替えた。同社は今後さらに普及を進め、06年度にはオフセットインキドラム缶の95%にまで高める方針。

東洋インキが進めるドラム缶リサイクルシステム「東洋MPエコサイクルシステム」(TMEシステム)は、二層構造のMPドラム缶の外装部分をリユースし、内装部分はリサイクルに回す仕組み。従来は再生工場で、ドラム缶内部に付着した廃インキ(残肉)を除去、洗剤や石油系溶剤を用いて洗浄、これらを産業廃棄物として処理していた。
TMEシステムでは、東洋インキがMPドラム缶にオフセットインキを充填し出荷、使用後の空ドラムをアップコーポレーションが回収し、リユースドラムとして再生する。使用済みカートリッジは電気炉で溶解し、建設資材(丸棒)などに使用される。除去された残肉もセメント製造時の助燃材として利用されている。

MPドラム缶によって、洗浄時に発生していた廃棄物を削減できるほか、プレス機で缶の底部までインキを押し出すことができるため、残肉量が従来のドラム缶に比べ約30%減少。また再生ドラムの使用回数は通常4~5回だが、MPドラム缶の外装は15~20回の使用が可能という。

システムはアップコーポレーションによって全国ネット化されており、MPドラム缶の製造・装着は東日本はイトウ(埼玉県三郷市)、西日本では京都空罐工業(京都市伏見区)が行う。

同社はさらにMP缶の普及を進め、06年度にはオフセットインキドラム缶の95%にまで高めたいとしている。
なお同システムは、今年度3R推進功労者等表彰経済産業大臣賞及びエコプロダクツ大賞エコサービス部門エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞を受賞した。

pagetop